ぶるっちの独り言(仮)

当面、独り言をのせていきます

クリエイティビティが求められる世界には大きなチャンスが待っている。安定よりも変化を好むメンタルが必要

f:id:bjackd:20181028155847j:plain

企業の寿命はどれぐらいあるのでしょうか。経営者は、ゴーイングコンサーン(企業を持続させること)を目的に、立てた戦略の執行を株主からの委任を受け、組織は具体的戦術を決め従業員を動かす。これが株式会社のごく普通の組織行動のあり方だと考えられます。

2018年度版中小企業白書では、2014年において企業数は約380万者(大企業は約1万者)あり、倒産件数は1万件で大半は個人事業主です。また、休廃業まで加えると約4万件弱になっているようです。

企業の寿命は、ゴーイングコンサーンが果たせなくなった時ですが、なぜそうなるのでしょうか。多くは、技術革新をきっかけにキャッシュエンジンであった基幹事業のビジネスモデルが破綻し、変化について行けなかったことが主な原因なのではないでしょうか。(もちろん、個人事業主の世界では人手不足が原因なんですが・・・)

例えば、カメラはフィルムから半導体メモリに急速に変わり、フィルム製造を基幹事業としていた企業はかなり大変だったと思います。富士フィルムは倒産するかもなんて当時思いましたが、フィルム製造のコア技術を転用し医療美容分野へ進出、また事業の多角化により大きく企業価値を拡大させています。自社のキャッシュエンジンを変化させた好事例と言えます。

記憶に新しいシャープにおいては、基幹事業であった液晶事業が海外の安価な製品との競争に立ち行かなくなり、今までブルーオーシャンだった業界が急速に競合相手が増え、レッドオーシャンになってしまったことが、事実上の経営破綻(実際は倒産しておらず台湾メーカに買収されましたが)につながったものと思われます。また、事業の多角化を図っていなかったことも原因の一つと考えられます。

経営環境の急速な変化は常に起こることを前提に、常にアンテナを張って状況変化を敏感に察知し、先手を打った経営を行う必要があります。また、変化の原因には、法改正、カントリーリスク、技術変革など様々です。

でも、その変化こそが大きなチャンスだと思いませんか。大企業は変化に対応するまで数年かかります。小さな会社は、社長の一声で速やかに変化できます。もちろん、新たに企業して活動することも有りだと思います。

安定思考で生きていくことは楽かもしれませんが、変化をチャンスと捉え行動することで、上手くいけばサラリーマンより数十倍以上の資産を形成することも決して夢ではありません。ただ、高いクリエイティビティが求められます。そのための、学習や自己研鑽に余念がないことが必須と思います。

また、お金だけが人生ではありませんが、お金があれば色々なことができると思います。社会貢献したければ、個人で行うよりもっと効果的で多彩な方法ができると思います。

私は変化を楽しみ行動できる人間でありたい。そう思う今日この頃です。